栄養と健康

血糖コントロールは冬に崩れる|国内データで見る季節変動

夏の疲れが気になる時期ですが、体の数値が大きく動くのはこれからです。糖尿病の治療指標であるHbA1cには季節変動があり、上昇が始まるのは秋以降になります。 この記事の要点 HbA1cは2〜3月に最も高く、7〜9月に最も低い ...
栄養と健康

食・栄養資産という考え方 ── 食の一生を知る

老後の備えというと、多くの場合は金融の話になります。総務省「家計調査」の2025年平均によれば、65歳以上の夫婦のみの無職世帯の消費支出は月263,979円、うち食料は78,964円でした。老後資金の試算は、家計調査の数値を土台に組み立て...
栄養と健康

「糖化ケア」という言葉をどう受け取るか|食生活との関係を根拠の強さで整理する

化粧品の広告や健康情報の記事で、「糖化ケア」「抗糖化」という言葉を見かける機会が増えました。 言葉の印象が強いため、「糖質をやめなければならない」「焦げ目のついた料理は避けるべきだ」といった行動に直結しやすい面があります。確認されて...
栄養と健康

ヴィーガン食で体は変わるのか(後編)――減った体重の中身と、たんぱく質という課題

前編では、過体重または2型糖尿病のある方がヴィーガン食を12週間以上続けると、エネルギー制限なしでも体重と体脂肪が減り、血糖とLDLコレステロールが改善することを確認しました。後編では、減った体重の内訳に目を向けます。 減った体重の...
栄養と健康

ヴィーガン食で体は変わるのか(前編)――ランダム化比較試験が示した範囲

肉も魚も卵も乳製品も口にしないヴィーガン(完全菜食)に、健康づくりや減量の観点から関心を持つ方が増えています。実際に体はどう変わるのでしょうか。前編では、参加者を無作為に振り分けて食事法を比較するランダム化比較試験と、複数の試験を統合した...
季節と健康

「食欲の秋」は本当か(後編)――データが示す「ピークは冬」という事実と、秋の食欲との付き合い方

前編では、「食欲の秋」を支える五つの説を整理しました。いずれも日照・気温・食環境という、秋から冬への移り変わりを背景としていました。後編では、食事量と体重が季節によってどのように動くのかを、観察研究とメタ分析のデータから確かめます。結論か...
季節と健康

「食欲の秋」は本当か(前編)――5つの説を科学の視点から

「食欲の秋」という言葉は、日本の秋を語るうえで広く親しまれています。民間のアンケートでも「〇〇の秋」の筆頭に挙げられることが多く、季節を象徴する表現として定着しています。もっとも、「なぜ秋に食欲が増すのか」を一つに定める決定的な理由は確認...
お金と健康

よく楽しみ、よく食べ、よく眠る——高年収世帯の「ほどほど」術【後編】最新データが示す実像

前編では、総務省「家計調査」(2024年)をもとに、年間収入が高い世帯ほどお菓子・飲み物・お酒といった嗜好品への支出が多く、その水準は全世帯平均の約1.2倍にのぼることを確認しました。後編では、厚生労働省「国民健康・栄養調査」から、所得と...
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よく楽しみ、よく食べ、よく眠る——高年収世帯の「ほどほど」術【前編】嗜好品にお金を使う世帯の実像

お菓子やお酒などの嗜好品は、家計の見直しでは真っ先に削減の対象になりがちな費目です。一方で、国の統計を見ると、年間収入が高い世帯ほど嗜好品への支出が多いという傾向が確認できます。前編では、総務省「家計調査」(2024年)のデータをもとに、...
栄養と健康

「たかが脱水」ではない 水分不足が「食べる楽しみ」を奪うことも

のどが渇いてからでは、すでに遅い 水分補給と聞くと、多くの方は夏場の熱中症対策を思い浮かべるかもしれません。確かに脱水は暑い季節に注意が必要ですが、体の水分不足がもたらす影響は熱中症だけにとどまりません。 厚生労働省が進める「...
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