夏バテシリーズの最終回です。第1回で夏バテの仕組み、第2回で水分・たんぱく質・ビタミンB1という基本の対策を紹介しました。今回は、この時期ならではの味方「夏野菜」と、食欲がわかない時のちょっとした工夫についてです。
夏野菜は「水分とカリウムの補給源」
きゅうり、トマト、ナス、ゴーヤといった夏野菜は、水分を多く含み、カリウムなどのミネラルの補給源にもなります。旬の野菜は手に入りやすく価格も安定しやすいので、日々の食事に取り入れやすいのも魅力です。
たとえば、きゅうりやトマトはそのまま食べられる手軽さがあり、ナスは油と相性がよく少量でも満足感が出ます。ゴーヤはビタミンCを含み、独特の苦みが食欲を刺激してくれる存在です。「今日は何か一つ、夏野菜を足す」くらいの気軽さで十分です。
食欲がわかない時の小さな工夫
どうしても食欲が出ない時は、香りや酸味の力を借りるのも一つの方法です。梅干しやお酢、レモンなどの酸味、しょうが・みょうが・大葉などの薬味、カレー粉などの香辛料、にんにくなどは、食欲を後押ししてくれます。
冷やし中華に薬味をたっぷりのせる、冷奴にみょうがと大葉を添える、トマトをマリネにする——どれも手間はわずかですが、「食べられる」につながる工夫です。
完璧を目指さなくて大丈夫
夏バテ対策というと身構えてしまいますが、毎食完璧に整える必要はありません。「水分をこまめに」「たんぱく質を一品」「夏野菜をどこかに」——この程度のゆるさで、続けられることの方が大切です。
3回にわたってお読みいただきありがとうございました。急に始まった今年の夏、無理せず、食べられるものから整えて、元気に乗り切っていきましょう。

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