便秘が生む「経済的損失」、年間いくらか知っていますか?
2019年、アメリカの消化器学会で衝撃的なデータが発表されました。日本人3万1千人を対象にした調査によると、慢性便秘症の人が1年間で失っている労働生産性は、金額にして約122万円に相当することが分かりました。

膨満感・残便感・腹痛といった身体的な不快感が集中力を奪い、結果として仕事の質と量の両方を下げてしまうのです。「お腹の調子が悪い日は何をやってもはかどらない」という経験、みなさんもあるのではないでしょうか。
便秘が引き起こす「健康への損失」
便秘の影響は、労働生産性だけにとどまりません。腸内環境が乱れることで、さまざまな病気のリスクが高まることが分かっています。
- 糖尿病
- 心血管疾患
- 大腸がん
- 免疫力低下
- 腸には全身の免疫細胞の約70%が集まっており、腸内環境が乱れると免疫力が低下し、風邪やアレルギー、さらには生活習慣病のリスクまで高まります。便秘を放置することは、健康資産を少しずつ削り取っていくことと同じなのです。
便秘が奪う「美容・QOL」への損失

便秘は「体質」ではなく改善できる「症状」
ここまで読んで、「便秘ってこんなに影響があるんだ…」と驚いた方も多いのではないでしょうか。大切なのは、便秘は体質だと思うのではなく、症状だととらえることです。
便秘解消、予防に必要なことは何でしょうか。今から見直しができる事をいくつかまとめましたので参考にしてください。
- 朝起きてすぐにコップ1杯の白湯を飲む:「白湯」は50~60℃の温度帯がおすすめです。白湯に慣れなければ温かいお茶でも良いです。
- 規則正しい朝食で腸のリズムを整える:生活リズムは腸にもあります。朝食から始め、規則正しい3食を目指しましょう。
- 食物繊維・発酵食品・良質な油(オリーブオイル等)を意識して摂る:蠕動運動の促進と町内における便の潤滑油の役割があります。
- 「の」の字マッサージ:大腸から肛門までの道に沿ってマッサージをすることで蠕動運動の促進につながります。
- ストレスフリー:ストレスは腸内環境を乱す要因になります。蠕動運動を低下させ、便秘に繋がりやすいです。自身が心地よいと感じる時間を意識的に作りましょう。
- 運動やストレッチ:おなかをひねる運動やストレッチは蠕動運動を促進します。また体を動かし水分を飲むことで便は柔らくなり便通改善に役立ちます。
まとめ
たかが便秘、されど便秘。病気ではないからこそ軽視されがちな話題ですが、放置をしておくと健康資産、社会資本を少しずつ減らしていくことと同じです。今日からできる小さな習慣を積み重ねて、腸から健康資産を育てていきましょう。


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