肌をきれいに保ちたいと思ったとき、多くの方がまず手に取るのはスキンケア用品や化粧品ではないでしょうか。一方で、食事や腸内環境など、体の内側からのケアに関心を向ける方も増えてきました。この「外側」と「内側」、実際にどれくらいお金が動いているのか、市場規模から見てみます。
出典:矢野経済研究所調べ、2024年度実績・2025年度予測(2025年12月時点の報道による)
民間調査会社による国内化粧品市場の出荷金額ベースの推計です。
国内の化粧品市場は2025年度、前年度比2.7%増の2兆6,500億円になると予測されています。内訳を見ると、スキンケア市場が全体の46.3%(1兆1,950億円)を占めて最大で、メイクアップ市場が19.7%、ヘアケア市場が19.5%と続きます。
出典:健康産業新聞による報道
業界紙による市場推計です。発表時期は記事内に明記がなく、確認できていません。
一方、食事や体の内側からのアプローチにあたる「インナービューティ」市場は、2,000億円超と報じられています。人気の高い成分はコラーゲンで市場全体の約半分を占め、プラセンタやヒアルロン酸、プロテオグリカンが続きます。乳酸菌やビフィズス菌、酵素、酵母、麹といった発酵素材、いわゆる腸活・スーパーフード系の商品も伸びている分野として紹介されています。
単純に並べると、外側のケア(化粧品)は2兆6,500億円、内側のケア(インナービューティ)は2,000億円超。10倍以上の開きがあります。ただしこの2つの数字は、どちらも業界推計であり、算出方法も母数も公開されていません。「規模の大きさ=効果の大きさ」ではない、という前提でこの先を読み進めていただければと思います。
では、この市場規模の差は、実際に一人ひとりの女性の支出にどう表れているのでしょうか。次回は、年代によって支出がどう変化するのかを、政府の統計データから見ていきます。

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